ラーメン激戦区・一乗寺の最古参!半世紀に渡り愛される老舗銘店の鶏白湯【京都】
京都府を旅する方におすすめしたい『天天有 一乗寺本店』(京都府京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町49)について紹介している記事です。
ラーメン激戦区である『一乗寺』で開業されたのが1971年で、半世紀に渡り地元で愛されている老舗銘店
京都市左京区の『一乗寺』。多くのラーメン屋さんがひしめき合うラーメン激戦区。
その『一乗寺』で開業されたのが1971年で、半世紀に渡り地元で愛されている老舗銘店『天天有 一乗寺本店』。
現在は直営数店舗に、運営元が異なるフランチャイズ店も同じ屋号で幅広く展開されています。
『天天有』というと、京都では鶏白湯の先駆者的存在で『3回食べたらやみつきになる』という謳い文句が有名です。中華そばが甘いという感覚が脳になく、初めて食べる方は不味いという誤作動を脳がしてしまうそうですが、それも3回目になると脳に味がインプットされ適正な判断が出来るようになるそうです。好きな方にはやみつきになること間違いなしだそうです。
本店のメニューはとてもシンプルで、麺類は鶏白湯ラーメン一択。
店舗によってメニューがずいぶんと異なりますが、本店の麺類メニューは鶏白湯ベースの「中華そば」と「チャーシュー麺」となり、サイドメニューで「餃子」、「キムチ」、「豚のこまぎれ」、「ライス」という割とシンプルな構成となっております。
玉子入りはチャーシューの一部を減らす事で、煮玉子か温泉玉子を乗せる事も出来ます。
また、麺の硬さ・タレの濃さ・葱の量・こってり度(背脂)なども、ご自身のお好みにカスタマイズしてくれます。
ちなみに張り出されているPOPを見ると、こういった食べ方もオススメのようです。
ラーメン屋さんで「TKG」を推しにしているのはかなり珍しいですね。
旅人におすすめポイント
これが、『3回食べればやみつきになる』という鶏白湯だ!!
今回、注文したのは、おすすめである「チャーシュー麺」のノーマル。メニューの写真通り、割と厚切りにされたチャーシューが鉢一面に敷き詰められており、麺が全く見えない圧巻のビジュアルです。
鶏や野菜を軸にやや白濁としたスープは、鶏の凝縮した旨味と野菜の甘味がある円やかな輪郭で、コラーゲン質の高い中濃鶏白湯。塩味も控えめでまったりとした優しい味わいです。
麺は低加水のストレート細麺。さくっと歯切れ良い食感で、啜り心地のよい麺です。粘度のあるスープがよく絡みます。
トッピングはチャーシュー・刻み葱・メンマとシンプル。厚みのあるチャーシューは脂も程よく、歯応えもあって美味い。特徴的なのは飴色の艶々としたメンマ。めちゃくちゃ甘い。甘いのですが、意外にもこの鶏白湯スープに合っていて面白い組み合わせです。
卓上には紅生姜があり、本来、豚骨ラーメン等に入れる味変アイテムとして使われていますが、この鶏白湯も紅生姜由来の酸味で全体をさっぱりとした味に変え、これはかなりイケてます。
ラーメン激戦区である『一乗寺』で地に根を張る事、実に半世紀以上。そして今も尚、人気が絶えない本店の本店でしか味わえない一杯をぜひとも堪能してもらいたい。
天天有 一乗寺本店
〒606-8112 京都府京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町49
*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。
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※本記事は、2023/10/29に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。