町中華で飲ろうぜに登場!熊本に来たら一度は味わいたい発祥店の「太平燕」

熊本県を旅する方におすすめしたい『会楽園』(熊本県熊本市中央区新町2-7-11 プレシール新町1F)について紹介している記事です。
昭和8年創業の「太平燕」の発祥の地と言われる中華料理店

熊本市電の洗馬橋停留場から歩いて3分ほどの坪井川沿いに店を構える『会楽園』。
熊本を代表する名物料理「太平燕(タイピーエン)」の発祥と言われるお店の一つで、BS-TBSの「町中華で飲ろうぜ」にも登場したお店です。
店内は絵や屏風などが飾られた老舗の中華料理店らしい重厚感のある雰囲気で、席はカウンター席とテーブル席があります。
ランチメニューは看板料理の「太平燕」をメインに、「お粥」、「阿蘇高菜飯」等を組み合わせたセットのバリエーションが充実しています。

「太平燕」は揚げ玉子などこちらのお店の個性が至るところに見え隠れする創業当時と変わらぬ味が楽しめる逸品!たっぷりの野菜やシーフードの数々と非常に多彩ですが、白菜が多く使われているのが特徴です。
ちなみに熊本県民にとっては馴染み深いふるさとの味と言われる「太平燕」ですが、華僑によって熊本に伝来した福建省の郷土料理が進化したものだそうです。

比較的白濁感のあるスープは毎朝約4時間をかけて鶏ガラをベースに、生姜や長ネギなどの香味野菜とともに煮込んで作られているそうです。
あっさりしていながらも、鶏ガラの旨味がギュッと詰まっており後味の余韻が長い印象!その優しい味わいはレンゲが止まらなくなるほど。

麺はさつまいもとじゃがいものでんぷんで作られた春雨を使用!中国産の緑豆春雨に比べ太麺で、味付きが良くモチモチとした食感が特徴。
独特の歯応えがあって食べ応えもしっかりとあり、スープとの絡みも良好です。


具は炒められた白菜、玉ねぎ、タケノコ、キクラゲ、イカ、豚肉などに、大ぶりでプリプリの海老と揚げ茹で卵が添えられています。
キャベツを使うお店が多い中、白菜を使っているのが特徴。スープがしっかり染み込んだ細切り白菜の心地よいシャキシャキ感と、適度なしんなり感のバランスが絶妙です。
スープ・麺・具のバランスがとれた完成された味わいの上品な太平燕!熊本に訪れた際はぜひ一度ご賞味あれ!
会楽園
〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町2-7-11 プレシール新町1F
*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。
*新型コロナウイルス感染症の影響で、営業状況や掲載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は、事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。
*「ニッポンごはん旅」は、新型コロナウイルス終息後の旅行先として検討いただきたいという想いで各地の情報を発信しています。
*この記事で使用している画像は、執筆者が撮影したものです。
※本記事は、2023/10/12に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。