オモウマい店にも登場!こだわりの銀シャリに伝説の「飯炊き仙人」を想う【大阪】

大阪府を旅する方におすすめしたい『銀シャリ屋 ゲコ亭』(大阪府堺市堺区新在家町西1丁 1−30)について紹介している記事です。
伝説の「飯炊き仙人」とは…
かつて「飯炊き仙人」と呼ばれた男がいた。
米と向き合い、美味い飯を炊くことにこだわった男。
真冬でも上半身裸で、朝6時半に起床。
それから米を研ぎはじめ、午後2時頃までに3升炊きの釜4つで毎日500〜600人分の米を炊き続けた伝説の男、それが「飯炊き仙人」だ。

今は引退して、店に行っても等身大のパネルでしかその姿を見ることは出来ないと言われています。
でも、噂では旧店舗でその姿を見たことがあるとの情報も。
運が良ければ会えるのかもしれませんね。

『銀シャリ屋 げこ亭』
昔ながらの入口に暖簾がかかる。
吸い込まれるように入ろうとすると…
電車通 お巡り下さい。
向い 大通電車道 売切り営業しております
その文字に従い、大通りの方に行ってみると…

ここですね!
この外観を見ると、今でも中で「飯炊き仙人」がご飯を炊いている姿を見られるような気がします。
迷うこと必至!ズラリと並ぶ豊富なおかず。

店に入ってすぐのところにおかずがズラリと並びます。
現在はお皿ではなく、パックに入っての提供になっていますが、その種類の多さは昔と変わらず。
煮付け、う巻き、とんかつ、天ぷら、ブリの照焼、しぐれ煮…
どれもご飯に合いそうなものばかりで確実に迷ってしまいそうです。

アルミのお盆を手に持って、好きなおかずを選んでいきます。
食べたいおかずが決まったら、ご飯と味噌汁を注文…
というような食堂スタイルではなく、今ではパックに入った白飯か、おにぎりを選ぶようになっています。
少人数の家族経営で切り盛りするための工夫ですね。
そして、これならばテイクアウトのお客さんにもすぐ対応出来ますね。

いろんなおかずが並んでいるので、いろいろ食べたくなりますが、調子に乗ってあれもこれもと取り過ぎると、中々の金額になるからご注意を。
でも、これだけ美味しそうなおかずが揃っていると、いろいろ食べたくなるのは仕方がないかもしれませんね。

店内で食べる場合は味噌汁を注文することも可能。
お会計を先に済ませて、空いている席でゆったりと楽しませていただきます。

「ぶりの照焼」、「う巻き」、「小松菜と揚げの炊いたもの」、「鮭のおにぎり」と「わかめの味噌汁」。
控えめに…
とは思ったものの、いろいろと選んでしまいました。
でも、こういうのが楽しいのだから仕方がないですよね。

『ゲコ亭』と言えば、「ブリの照焼」。
これと銀シャリの組み合わせに叶うものはない…と言い切っても良いのではないと思ってしまいます。
思えば、いつ来ても「ブリの照焼」を食べている気がします。
銀シャリのおにぎりは絶妙な塩加減!

全盛期に食べた、炊きたての銀シャリには敵わない…
そう思っていましたが、おにぎりをひとくち食べた瞬間にその考えが覆りました。
おにぎりでしか味わうことが出来ない旨味が存在するのです。
あまりにも美味しかったので、「塩むすび」を追加でお願いしてしまいました。

「たまご焼き」を…と思いましたが、折角なので「う巻き」にしてみました。
丁寧に層を重ねる玉子の食感と鰻の味わいが見事です。

ご飯には「ブリの照焼」が一番…と思っていましたが、「う巻き」もそれに匹敵する美味しさなのです。
おにぎりを追加で頂いて本当に良かったと思います。

最初はお皿や茶碗ではなく、店内飲食でもパックで提供されることに戸惑いましたが、食べているうちに、そんなことはどうでも良くなってくるのです。
何故ならば、その味わいは期待通り…いえ、それ以上だったのですから。
店内で食べるのも良し、
これからの季節、テイクアウトで爽やかな風を感じながら食べても最高だと思います。
堺に来ることがあれば、是非立ち寄ってみて下さい。
想像以上のご飯をいただくことが出来ますよ。
もし、運が良ければ「飯炊き仙人」に会うことが出来るかも…。
銀シャリ屋 ゲコ亭
〒590-0969 大阪府堺市堺区新在家町西1丁 1−30
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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。
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※本記事は、2023/10/14に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。