東中野で人気の町中華!アド街ック天国にも登場した名店で「サーティーメン」を
東京都を旅する方におすすめしたい『十番』(東京都中野区東中野3丁目7-26)について紹介している記事です。
行列のできる人気町中華『十番』

『東中野駅』からまもなく。『東中野ギンザ通り』に構えているのが、こちらの『十番』さんです。個人的に、レトロな外観からグッと惹かれてしまうものがあります。
なお、これまで「出没!アド街ック天国」などのTV番組の他、様々なメディアに取り上げられることも多々。お昼時にできる待ち人の列の長さからも、支持の高さがうかがえます。ちなみに、かつて相撲界で一世を風靡したあの兄弟力士も、学生時代に足を運んでいたのだとか。
旅人におすすめポイント
気になるのは、やはり「タンギョウ」

味わいのある卓上のメニュー表を拝見。
ファーストチョイスは、やはり「タンメン&焼餃子」の鉄板コンビでしょうか。
いわゆる「タンギョウ」というやつですね。筆者と同じく“十番ルーキー”にカテゴライズされるだろう方は、まずはこの組み合わせが良さそうです。
た、、ただ...
どうにも惹かれてしまった、唯一無二感を醸す「サーティーメン」の文字...
「サーティーメンと焼餃子でお願いします」
本能のままに、食欲のままに、カウンター越しにオーダーする自分がおりました。あとは、空腹に抗いながら(例えば、唾液を飲み込んでみたり、すきっ腹を何度も凹ましてみたり)、できるだけ腹を空かせて待つのみです。
ひと足先に登場したのは「焼餃子」。
「焼餃子」は、ひと口目から心&胃袋をグッと掴まれてしまう、素敵パフォーマンスでした。
筆者は一応餃子好きで、1年で100軒以上のお店をまわった年も過去ありました。同時に、これまで新宿以西のお店に足を運ぶ機会が少なかったことが、どうにも悔やまれます...。
まず秀逸なのは、皮。
もっちりしつつ、カリッと香ばしい。且つ、ミチィッとした食感にみずみずしさを覚え、(どちらかと言えば、餡よりも皮重視の)筆者の心は自然と踊りだすのでした。
ボディのハリの良さ ── これは餡がギュッと詰まっているから故でしょうね。餡はお肉を主体に、キャベツ、ニラなど。個人的にはキャベツの控えめな甘さに対して、ガツンとくるニラ&ニンニクのアクセントがポイントに感じた次第です。
このバランス感には、素直に拍手(スタンディング・オベーション)です。
これは「水餃子」も食べてみたくなる...!!
このメニューがおすすめ!
会心の「サーティーメン」
餃子を摘んでいるのも束の間。お目当ての「サーティーメン」を受け取ります。
赤味掛かったープに、彩り豊かなお肉&野菜餡。その隙間から覗く麺。そして、立ち上る湯気── 目の前に登場した餡掛けラーメンは、筆者の胃袋を刺激するには充分すぎるほどのルックスでありました。
やさしいトロみを纏った餡は、豚肉、筍、赤&緑ピーマン、玉葱、白菜、もやし、人参、キクラゲなどで構成されています。まずはこの餡自体の旨味や食感を楽しむのが吉ですかね。
ちなみに、別メニューとして「サーティーライス」というご飯物もラインナップしています。おそらく餡が同じものと思われるのですが……
麺か、米か 。
この餡のおいしさを知った2回目以降に迷いが生じるだろうことは、容易に想像できます。
その餡を持ち上げると現れるのが、黄味掛かった中太麺。やや縮れ気味のアウトラインです。餡がトロッと馴染んだ醤油系のスープをまとい、ムチッとした噛み心地でもっておいしさを演出してくれます。
なお、どうにもクセになってしまうピリ辛な味つけ。ほどよい甘味の中から顔を出すこの辛味演出は、おそらくは豆板醤などの「醬」が牽引するものと思われます。
この辛味があと引くうまさに拍車をかけ、じんわりとかいた汗を拭った際に、いつの間にか寒さを忘れたボディに覚醒していたことに気づきます。
まさにキミに夢中。口福と。
「タンギョウ」はもちろん、「サーティーメン」もぜひに。
食欲のままにオーダーした「サーティーメン」。この素敵な出会いに感謝します。
ちなみに、お店の皆さんの快活な声、退店する際に掛けていただいた「ありがとうございました!」の声もすこぶる心地良く耳に触れました。
ほんとステキなお店だこと。
ごちそうさまでした!
近くに足を運んだ際には、またよろしくお願いいたします。
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MAP
- 十番
- 日本、〒164-0003 東京都中野区東中野3丁目7−26 GoogleMapで見る
*この記事は2022年11月時点の情報を基に作成しています。
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※本記事は、2023/01/13に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
今回ご共有するのは、『東中野』で人気の町中華。そこで過ごした口福なランチタイムのひとコマです。