青森・五戸町の馬肉を味わう旅!刺身と鍋を一度に楽しめる『尾形精肉店』のランチ

青森県を旅する方におすすめしたい『尾形精肉店』(青森県三戸郡五戸町博労町18−1)について紹介している記事です。
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訪れたのは、青森県五戸町 ──

青森県五戸町(ごのへまち)は、JR八戸駅から車で20分ほどのところにあるエリア。
町の約半分を森林が占めるというこの自然に恵まれた土地は、古くは鎌倉時代から国内有数の馬産地として発展してきました。
そして、戦後以降、食卓で「馬肉」を食べる文化が根付いていったのだそう。
五戸特産のお肉には、黒毛和牛種「あおもり倉石牛」や地鶏「青森シャモロック」などもありますが、真っ先に「馬肉」を挙げる方も多いのではないでしょうか。

今回はこの「馬肉」にフォーカスし、1軒のお店をご紹介したいと思います。
自社牧場で育てあげた馬肉を提供する『尾形精肉店』

今回足を運んだのは『尾形精肉店』。
こちらの魅力は、なんと言っても自社牧場で丹念に育てられた馬肉をいただけることに他なりません。馬の飼育から加工までを一貫して行うのだそう。

店内ではその馬肉を使った料理を楽しめる他、お土産用の馬肉も販売されています。
それにしても、実に色艶の良いお肉たち。お料理への期待も自ずと高まるばかりです!
ランチ人気No.1「おいらせ鍋ランチ」を食す!

別名「桜肉」とも呼ばれる馬肉は、刺身はもちろん、焼肉や鍋、しゃぶしゃぶなどでいただくのが一般的です。
このうちの2種─刺身と鍋 ─ を同時にいただけるのが、こちらの「おいらせ鍋ランチ」。
十和田湖から太平洋へと流れる「奥入瀬川(おいらせがわ)」の愛称を冠した、実に欲張りなランチメニューとなっています。
まずは艶やかな刺身からいただきましょう!

まずそのルックス、艶やかな色合いに目を奪われます。まさに桜肉!
口に含めば、ねっとりと舌にもたれ掛かってくるかのよう。表面にじ〜んわりと滲み出てくるフレッシュな旨味を感じつつ、噛み締めるとグッと芯が通った凛々しさを感じます。

なお、刺身は2種類の調味料で楽しむことができます。
ニンニクの効いた自家製甘辛ダレと、シャープな辛味が印象的な青唐辛子の醤油漬け。馬肉との相性の良さは言わずもがなです。
同時に、辛味の違いによってまったく異なる表情を見せながらも、旨味の芯がブレない馬肉のパフォーマンスの高さにはまったくもって恐れ入ります。
刺身をつついていると、桜鍋が食べ頃を迎えます!

肉が色付き、野菜がグツグツと煮えてきたら、いよいよ桜鍋の食べ頃です。
なお、お肉は上に乗せられたものだけではないので、ご安心あれ。お玉で底を掬えば、馬肉たちが一斉に顔を出します。

馬肉のみを食らえば、ギュギュッと心地良く跳ね返してくる雄々しい個性を楽しめ、野菜たちと一緒に頬張れば、各々の甘味と調和しながらアクセント役としても秀逸であることを実感します。

甘味、旨味が滲み出た煮汁は残さずに。
馬肉たちと共にライスにかければ、消費が捗ること請け合い!少々多めに感じたかもしれないライスが、丼からたちまち消えてなくなります。
これぞまさに「良馬の恵み」
『尾形精肉店』の良質な馬肉。馬の生命力の強さ・活力のようなものを、お肉を通して感じられました。
今回それを体感できたことは、まさに「口福」の一言。


MAP
- 尾形精肉店 五戸本店
- 日本、〒039-1558 青森県三戸郡五戸町博労町18−1 GoogleMapで見る
*この記事は2022年3月時点の情報を基に作成しています。
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※本記事は、2022/03/27に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。