栃木の「那須高原ビール」醸造所兼レストランが凄い！アートな空間で極上の一杯を

「旨いビールを飲むためには、ビールに旅をさせるのではなく、ビールが醸される場所に自分が旅をすること」を信条に、全国のビール醸造所を訪ね歩く今回のビール紀行は、栃木県は那須高原の『那須高原ビール』をご紹介します。

『那須高原ビール』は開業が1996年と四半世紀の歴史を持つ醸造所で、地ビール業界では老舗級。ビールの旨さには定評があり、非常に丁寧に造られているのがその味わいから伝わってきます。

こちらの醸造所の大きな特徴はそのロケーションと建物で、那須高原の静寂な林の中にまるで美術館のようなレストランが建っており、気分は芸術鑑賞なのです。

そんな凛とした空間なので、店内で頂くビールも芸術的。ビアホールでワイワイ楽しむビールとは対照的に、じっくりゆっくりビールの味わいを噛みしめ鑑賞する、そんな表現が相応しいブルワリーレストランです。

東京方面から東北本線の「黒磯駅」へ。栃木県の中でも最北地域に位置し、もう少し北上すると福島県です。

関東とは言っても、都心からは相当旅をします。

「黒磯駅前」から那須高原方面行きのバスに乗車。約10分の乗車後、醸造所最寄りのバス停「下松子」で下車します。

バス停から少し歩くと、林の中に佇む那須高原ビールの醸造所兼レストランが現れます。

一見すると飲食施設には見えません。美術館のような空気感なのです。

こちらはレストランフロア。明るめの木材に囲まれた空間が素敵なのです。

広々とテーブル配置がなされ、落ち着きのあるフロアになっています。黄金に輝くビールサーバーも店内の雰囲気と一体となっていて、芸術的。

「イングリッシュエール」は絶妙なバランスが秀逸です。

モルトの香りと干し草系のホップの香りに程よいボディ感。非の打ちどころのないハーモニーです。思わず笑みがこぼれるほどです。

芸術的なビールに食事も合わせて楽しましょう。「クリスプサラダ」は前菜に最適。小麦粉の生地を揚げた器に種類豊かな野菜が盛られた一品で、生地を崩して頂きます。野菜の鮮度の良さを感じます。これには「那須高原ビール愛」とのペアリングがおすすめです。

「自家製ローストビーフ」は沢山の野菜の上にローストビーフがのった、サラダっぽい一品。お肉の味わいが深く、やや酸味の効いたソースと相まって美味しいです。これには濃色系のビールを合わせたいところ。

ローストビーフに合わせるべく「スコティッシュエール」を注文。

カラメル系のモルトの香りに、しっかりながら適度なモルトの旨味が調和する、品のあるスコティッシュエールです。これなら牛肉の味わいに負けず、かつ主張しすぎることなく、いい相性だと思います。この品の良さがこの空間にぴったり。

いかがでしたでしょうか？凛とした美術館のような空間でじっくりゆっくり味わう芸術的なビール。那須高原にビールの味わいを「鑑賞」しにお出かけしてはいかがでしょうか。

感染対策を十分にして、旨いビールを求めて旅をしましょう！

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ブログ：「ビール紀行～旨いビールを求めて～」　

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＊この記事は2020年12月時点の情報を基に作成しています。

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