那覇市・松山で沖縄の家庭料理を味わえる!50年以上地元民に愛される老舗食堂

沖縄県を旅する方におすすめしたい『お食事処 三笠』(那覇市松山1-12-20)について紹介している記事です。
那覇市松山というと、色っぽいお店が軒を連ねてる夜の街のイメージが強いですが、大通りから少し離れるとオフィスビルやシティホテルの並ぶ、静かなエリアがあります。
松山の外れの奥まった場所にある、家庭料理の老舗食堂をご紹介しますよ。

元々は、国道58号線沿いで長らく営業していた『お食事処 三笠』。
2016年12月に、現在の場所に移転してきました。
家庭料理の店なのに、朝8時15分から深夜0時まで営業!
元々は24時間営業だったので、これでも営業を短縮しているのだそうです。
松山を流してるタクシーの運転手さんや、残業帰りの会社員さん、50年以上。すぐそばには中学校や高校もあって、お腹を空かせた学生にもありがたいお店ですよ。
素朴な入口と、こぢんまりした店内です。



沖縄の家庭料理がたくさん並んでるメニュー。


家庭料理のお店らしく、定食ものにはほぼすべて、ライスが付いていますよ。
「沖縄そば」(600円)、「ハムエッグサンド」(400円)。
丼でどーん!と出てくる卵入りの「味噌汁」(600円)はもちろん、ライス付きです。
ちなみに、味噌汁の具にはポークランチョンミート(スパム)が入ってます。沖縄の家庭料理なので。
「焼きうどん」(600円)、「焼きそば」(600円)、「そうめんちゃんぷる」(600円)には、半ライスとスープが付いてます。

お店のイチオシは、53年続けているお店のオリジナル、「三笠風ちゃんぽん」(650円)。
ごはんの上に、炒めた挽き肉と玉ネギの卵とじを乗せた一品。麺じゃなくてごはんの上に野菜炒めの卵とじを乗っけるのが一般的な沖縄風ちゃんぽんですが、挽き肉を使うのが、このお店風。
スプーンでかきこみたい!

ちゃんぽんも気になりますが、今回いただいたのは、「牛肉とナスの味噌煮」(700円)です。ライスとスープが付いてます。
ライスは、普通盛りでこのボリューム。100円プラスで大盛りにできますよ。


牛肉、ナス、島豆腐、ニラがしっかり、味噌で煮込まれてます。
ごはんに合う!

スープは、そうめん入り。浮かんでるのは、カラっと揚がった豆腐です。クルトンの代わりだ!

あー、この味は、親戚の家で食べた昼ごはんの味w
ごはんの上に乗せて食べるのが、正しい食べ方だと思う。

老舗の定食屋さんだけあって、味噌味も濃すぎず、安定感のある美味しさです。
厨房で忙しく動き回っているおばちゃんたちのおしゃべりをBGMに、きっちり、平らげさせていただきましたよ!

味噌煮を食べてる間、ひっきりなしにお客さんたちが入ってきていました。
お弁当をテイクアウトしていく人も多かったのですが、イートインの人も持ち帰る人も、8割くらいが「焼肉」(700円)を注文してました。
このお店の焼肉は、オリジナルのタレに漬け込んだ豚肉を使ってます。
焼肉を注文してた常連らしい男性客に、おばちゃんが「今日は弁当? 焼肉食べていかないの?」と声をかけてました。根強いファンのいるメニューなんでしょうね!

国道58号線の久茂地交差点すぐそば。農林中金前バス停の裏手にある、夜遅くでも沖縄の家庭の味を楽しめるお店です。
飲んだあとはステーキ!という、沖縄流の〆方もいいですが、親戚の家の晩ごはんみたいな雰囲気の中、味噌汁で〆たりするのもいいですよ!
■お食事処 三笠
http://www9.plala.or.jp/mikasa1/
■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!
ブログ:https://xn--z8j3f4a608w.ryukyu/
Twitter:https://twitter.com/gran_tei
*この記事は2021年11月時点の情報を基に作成しています。
*新型コロナウイルス感染症の影響で、営業状況や掲載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は、事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。
*「ニッポンごはん旅」は、新型コロナウイルス終息後の旅行先として検討いただきたいという想いで各地の情報を発信しています。
※本記事は、2021/11/20に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。