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首里「そば処くんち」の沖縄そばが絶品!琉球文化を感じる食堂のくんちそばは必食

沖縄県

沖縄県を旅する方におすすめしたい『そば処 くんち』(沖縄県那覇市首里鳥堀町4丁目19−1 A)について紹介している記事です。『守禮之門』など、是非立ち寄ってほしいおすすめスポットなども紹介しています。

旅人へひとこと

古都・首里の沖縄そば専門店!『そば処 くんち』は、ご店主の島唄ライブもおいしいお店でした。

生粋の沖縄県民、暑い沖縄で、ぬる~く暮らしてます。

地元・那覇市を中心に、地元の人に日常使いされている食堂や、B級グルメを食べ歩き中です。

あんまり人に知られてない、おいしいお店を見つけるのが好き。ひとり旅とひとりメシが大好き。


ブログ「ぐらん亭」で、「観光地っぽくない沖縄を体験したい!」とか、「コアな沖縄の味を試してみたい!」と思う人のための情報をメインに紹介してますよ。

沖縄を初めて旅する人にも、リピーターにも、意外な沖縄の楽しみ方をお伝えできたらいいな。


古都・首里巡りの腹ごしらえにおすすめの沖縄そば屋さん

琉球王国の首都だった町、首里は、琉球の文化を感じさせる独特の情緒を感じられるエリア。

那覇市の中にありながら、沖縄県民には「那覇」と「首里」は別モノ、という意識があったりします。

それくらい、「琉球」の雰囲気を感じさせてくれる場所なのですよ。


今回訪れたお店は、そんな首里の真ん中にある、沖縄そばのお店。

沖縄都市モノレール(ゆいレール)首里駅のすぐそばにある『そば処 くんち』です。


沖縄にはたくさん、沖縄そばを食べられるお店があるけど、飾り気のない普段使いの食堂ながら、首里ならではの琉球文化を感じられるお店なのです。

店名の「くんち」は、「根気」とか、「元気、スタミナ、体力」という意味の沖縄の方言(ウチナーグチ)。

夏バテで食欲がないときなんかには、「今日はくんちがない」と言ったりしますよ。

元気が足りないときこそ、沖縄そばを食べるべし!


最近ちょっと、夏の疲れがたまってきてるのを感じてる私。

店頭の写真に誘われて、ふらっと遅めのひとりランチをいただいてきました。

お店の中は、こんな雰囲気です。

こぢんまりとした造りの中に、清潔感と、沖縄の伝統文化が詰まってます。

さすが、首里にある沖縄そばの専門店です。

駅近くの大衆食堂なのに、ごちゃごちゃ感がないのがよい!


注文は、食券制です。


「沖縄そば(並)」500円、「ソーキそば(並)」550円と、ワンコインから沖縄のソウルフードを味わえるというお手頃さ。

消費税込みでワンコイン!安くて美味しいが鉄板のB級グルメは、こうでなくっちゃ!


店内をシーサーたちが見守っていて、

カウンターには、三線が鎮座しています。

この三線は、沖縄そばがやってくるのを待ってる間、お客さんが自由に手に取って弾けるよう調律されています。

そして店内には、沖縄三線の銘器一覧が張られていますよ。

古都・首里特有のゆったりのんびりした空気の中で沖縄の文化にひたっていたら、おそばが出来上がるまで退屈しません。

このメニューがおすすめ!

ソーキと三枚肉の両方を味わえる「くんちそば」

今回いただいた「くんちそば」(700円)は、豚の骨付きソーキと、脂身と赤身の層が美しい三枚肉(豚バラ肉)がトッピングされた、肉好きが小躍りして喜ぶ一碗。


沖縄そばにトッピングされたソーキは、他のお店ではちょっと見かけないくらいの分厚さでした。

色だけ見ると味が濃すぎるイメージですが、実際はとってもあっさりした味付けです。

そして、お箸で簡単に切れてしまうほどの柔らかさ。


沖縄そばの麺の材料は、ラーメンやうどんやパスタと同じく、小麦粉100%です。

炭水化物とお肉の組み合わせは、絶対に外れない!

お肉たっぷりのトッピングが肉好き、麺好きの人にイチオシのメニューですよ。


こだわりの麺とスープ。付け合わせも沖縄の味

このお店の麺は、那覇市の隣りの豊見城市にある「亀浜製麺所」のもの。

つるつるっと飲み込めるのど越しにこだわって選んだ、とは、ご店主の談です。

言葉の通り、歯応えとのど越しが抜群!

亀浜製麺所が那覇市辻にあったころからの付き合いとのことで、麺に合うスープについても製麺所でベースのダシの研修を受け、アレンジを重ねて作り上げたのだそうです。


豚ベースに鶏ダシを加えたスープは、脂っこさがなくて、さっぱり、すっきり。

細目の平麺にからむさっぱり系スープがさりげない上品さを感じさせる、古都の食堂らしい沖縄そばですよ。


トンコツスープのようなこってり感を出さないように気を付けているのが、こだわりその1。

こだわりその2は、魚のダシ独特の香りを加えず、麺を味わってもらうことなのですって。


付け合わせは、まるでハンペンのような見た目の島豆腐です。

炒めても型崩れしないくらいしっかりしていて、ショウガにも香り負けしないおかず系の島豆腐は、シンプルだけど、沖縄のソウルフードと呼んでもいいかもしれない!

旅人におすすめポイント

本物の島唄を、沖縄そばと一緒に味わえるかも!

このお店のご店主は、沖縄民謡の歌い手さんでもあります。

この日はランチの時間帯を大きく過ぎていてお客が私ひとりだったこともあって、三線や民謡の歌詞の話をたくさん、聞くことができました。

沖縄本島の民謡、宮古島の民謡の話で盛り上がり、なんと、実演までしていただけましたよ。

ご店主おひとりかお手伝いの人と二人で切り盛りしているお店のため、お客が多いときにはお願いできないのですが、タイミングが合えば古都で島唄を聴きながら沖縄そばを味わえるかもしれません!


首里で生まれ育ったお話上手なご店主は、話題がとっても豊富。沖縄そばの麺の話、ダシの話、首里の昔話など、いろんなことを教えていただけますよ。


MAP

そば処くんち
日本、〒903-0805 沖縄県那覇市首里鳥堀町4丁目19−1 A GoogleMapで見る

おそばを満喫したら、首里を歩こう!

昔ながらの民家に囲まれた石畳の細い道を散策するのが、首里の町の楽しみ方。


世界遺産に指定されていた首里城の正殿は残念なことに先年焼失してしまったけど、沖縄のシンボル、『守礼門』は健在です!



『くんち』から『守礼門』までは、徒歩で15分ほど。


沖縄そばでお腹を満たしたあとは、首里を歩いて王朝文化を満喫していってくださいね。


■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

ブログ:https://xn--z8j3f4a608w.ryukyu/

MAP

守礼門
日本、〒903-0826 沖縄県那覇市首里寒川町 GoogleMapで見る

*この記事は2020年9月時点の情報を基に作成しています。

*新型コロナウイルス感染症の影響で、営業状況や掲載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は、事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。

*「ニッポンごはん旅」は、新型コロナウイルス終息後の旅行先として検討いただきたいという想いで各地の情報を発信しています。

※本記事は、2020/10/12に公開されたものです。記事内容は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

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